竹林の指導による記憶術1回の練習
の成果として記憶した当日の数学の
授業内容を語る富山県高岡市の中学3年T君

 T君は中学3年の受験生で、親子とも7月ともなると何かしら神経質になっていて、役に立つことなら、ぜひやってみたいということで、受講してもらいました。 
 彼はとにかく話術が巧みなのか、明るい性格からか、話しているのがおもしろくて、彼のツッコミに答えているうちに脱線をくり返し、時間を忘れて話しているうちに、気がつくと30分強の説明部分が1時間半もかかってしまい、頭の回転の速い子だと感心するとともに、大変疲れました。

 彼が熱心になる意外な理由のひとつに「お姉ちゃんには負けたくない、絶対にお姉ちゃんより上のランクの高校に行ってやる」という思いが強いことありました。

 大変熱心に説明を聞いてくれて、「さあ、これが安達式記憶術の極意です」とやり方を説明したら、これだけの成果を出す記憶術だから相当高度なノウハウを教えてくれると期待していたらしく、あまりに安達式記憶術が簡単なことに「こんな簡単なことであんなに記憶できるのか?」とパッと怒った顔になったときは、ちょっと困りました。
 「とにかく、これだけで自分も安達先生もあれだけの記憶ができる生徒を養成してきたんだから信じてやってみて」と話して練習をして、その日は終わりました。

 本人が優秀なのと、気合いを入れて真剣に取り組んでくれたおかげで、内容的に過去最高の充実度を出してくれように思ってます。


T君の修得後

 相当な成果を出してくれ、また安達先生からもなかなか優秀な生徒と太鼓判を頂いたので、後は自分でしっかり勉強してくれるだろうと安心して連絡も取りませんでした。(出来なければ精一杯対応しますが、そもそも修得後は何も教えることがないので、生徒と会うことは修得後のアンケートやアルバイトを頼んだりする以外、ほとんどありません)

 ところがある日、スーパーで偶然T君の祖母にお会いしたので近況を伺うと「あれ以降まったく家で勉強しなくなった。母親がいくら叱っても大丈夫と言うばかりで受験生のくせに何が大丈夫なのかと家族で心配している」と大変不満な様子にこちらは真っ青になりました。
 いくらなんでも受験生なのだから、少しは勉強してほしいと言おうと何度かお伺いしたのですが、運悪く本人には会えずお母さんから、「夏休みに少し予備校に行って勉強していたがあとは本当に全然勉強していない。あげくに志望校も変えると言いだしてあきれかえっている、まあやるもやらないも本人の人生ですから」と完全にあきらめモード。

 その後なかなか忙しくて、お伺いする機会もなく受験の日を終え、せめて労いの言葉でも、とあんたのせいでおかしくなった!と怒られるのを覚悟でケーキを買ってお伺いしました。
 するとお母さんがいらっしゃって、なにか受験が終わってホッとしたというような雰囲気ではないので「T君、試験どう言ってました?」とお伺いすると、志望校を当初難しいと言っていた高校より難関の富山高専の、しかも競争が激しい理系学科に変更し試験を受け(一般の高校より試験が早いそうです)、早々と合格通知をもらい、遊びに行っているという、うれしいやら驚くやら拍子抜けするやらの話でした。

 後日、電話でT君と話したのですが「普通校に通うより、将来は実践的な勉強をして実力を身につけた方が企業への就職に有利と考え、富山高専に決めました。もっとも学校の授業は記憶術でしっかりやっていたが、本当に家では勉強しなくて漫画読んだりゲームして遊んでいて、試験の2週間前にさすがにこれはヤバイと思って、一生懸命勉強しました」と自分の人生を真剣に考えている(ようでいないような...)話してくれました。

 しかし、受かったら受かったで、もっと勉強していたらもっといい高校に入れたんではないだろうかと残念に思ったりしたんですが、欲を言えばキリがないですし、当初のことを思えばとても良い結果だったと思ってます。


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